がっこうぐらし!の舞台となった街を探す!
この記事はながこみ氏の許可を得て作成してます。
まずは原作分から
1巻の風船回でりーさんが書いた手紙に書いてあった緯度経度(N35.419,E139.645)の地点付近の地図と5巻の地図がおよそ一致してました。
右上の印があるところがランダル・コーポレーションと思われる場所で山元小学校が該当します。
左側の印があるところが聖イシドロス大学で聖光学院が該当。
また地図上にある施設、交差点名はそれぞれ
□博物館→馬の博物館
○○教会→横浜国際バプテスト教会
○○出張所→中消防署元町消防出張所
宿舎→根岸台宿舎
○○町4丁目→山本町4丁目
○○前→山元小学校前
駐車場→三井のリパーク
学院事務所→横浜訓盲学院事務所
です。
さて、じゃあ巡が丘高校はどこにあるんでしょうか?
風船回でりーさんが書いた手紙に書いてあった緯度経度(N35.419,E139.645)の地点は根岸線の線路に近い住宅街でした。しかし劇中表現をみるにこの場所では辻褄が合いません。
単行本未収録(6巻に収録されると思われる)の話では最低でも一週間近くかけて聖イシドロス大学へ向かっています。緯度経度の地点から聖イシドロス大学のモデルと思われる聖光学院までは歩いて5分ほどしかかかりません。いくら道路のいたるところに車が放置されてて移動しづらいとはいえ一週間もあれば青葉区あたりからでちょうどいいはずです。
ショッピングモールへ向かった時や聖イシドロス大学へ進学した時の外の様子が出てきましたが全体的に平地でした。おそらく地図を拝借しただけで地形は違うのでしょう。
では、つぎに歴史、文化などです。
巡が丘の歴史は721年の刃嶋国風土記の成立から始まります。
この年は史実での常陸国風土記の成立年と合致します。常陸の国とは現在の茨城県にあたる場所。。。つまり歴史に関しては茨城県をモデルにしている可能性が高いです。
刃嶋国風土記の男土という名がみえるとあるので常陸国風土記に似た名前の地名がないか探してみてところありました!
行方群の部に男高という地名が記されていました。
この行方郡には蛇退治伝説があるので校歌の歌詞にも合います。
ここに関してはながこみは男土は水戸のこととする説を唱えています。こちらは
しかしこの蛇は一頭で歌詞にある九頭の蛇ではありません。そこで付近に九頭蛇の伝説がないか探してみたところ千葉県の鹿野山に九頭竜伝説がありました。
内容は
「九頭龍という九頭の巨大な大蛇が棲みついて村人を襲っていた。 村の長が都に使いを出したところ、日本武尊が大蛇退治に遣わされた。 村人の案内で蛇の住む地に分け入った。 日本武尊は懸命に九頭龍を探すが一向に見つからなくて。疲れ果てて日本武尊は眠ってしまった。するとそこに九頭龍が現れ、日本武尊を一飲みにしてしまった。
数日たったある日。村人が小川で洗濯をしてると川の澄んだ水が赤く染まっていった。村人は驚き、人を呼んだ。「日本武尊様が大蛇を退治して下さったからに違いない」「いやもしかしたら、日本武尊様の身に・・・」などと話し合っていると、ヤマトタケルノミコトが現れて「つい油断して九つの頭の蛇に一呑みにされてしまった。しかし幸いにも生きていたので 約束どおり、奴の腹の中を滅多斬りに切り裂いて、外へ出た。そして、九つの頭を全部切り落としてやった」と言った。」
日本武尊は皇族で草薙の剣をもっているので歌詞の「天に煌めく剣の聖」にも合います。
以上により歴史は茨城県行方の歴史に千葉県鹿野山の伝説を合わせたものと推測できます。
また付近には自衛隊の駐屯地があり、陸上自衛隊のヘリも飛来しています。
次にアニメ
3話冒頭で出てきた駅は練馬駅、一瞬映った車両は西武20000系と思われます
またニュース映像で出てきたショッピングモールは錦糸町オリナスだそうです
みーくん達が立てこもったショッピングモール(リバーシティ・トロン・ショッピングモール)は錦糸町オリナスです。アニメ3話のニュースで映ったショッピングモールも同じショッピングモールでした。
めぐねえの車はミニクーペでした。余談ですが筆者が大好きな車です!
またアニメのエンディングの海際の道は新磯子町の宇部三菱セメントの前からJX日鉱日石エネルギー方面を眺めたところです。
考察
ゾンビについて
がっこうぐらし!のゾンビは
引っかかれても感染せず、あくまでかまれることによって感染する
運動能力はかなり低下していて階段の上り下りは難しいようだ
光、音に反応してそちらに向かっていく修正がある
何かしらの方法で人間とゾンビを識別している
かまれたとしても薬を注射することによりゾンビ化は防げる
ただし完全に防げてるわけではなく、くるみはゾンビから見て仲間だと認識されている
生前の生活習慣をあるていど踏襲した行動をする
乾燥しているのか燃えやすい
などの特徴がある。
薬で回復すること等から粘膜幹線系のウイルスとみられる感染率、発症率は今のところ100%。
感染経路に関しては疑問点も多い。劇中では専ら噛みつかれる、引っかかれる等でできる傷口から感染するように描写されている。しかし感染の拡大スピードや諸外国まで感染が広がっている事実を鑑みるとそれだけではないように思える。また、奴らの血が付着したもので傷つけることで感染させることができることも判明している。
致死率は100%(ゾンビ化は死亡なのか否かは議論の余地がある)という化け物ウイルス。
校歌の毒にまつわる伝説とランダル作成の冊子からみて男土の風土病ウイルスをランダルが改造して作られた細菌兵器の一種と思われる。
ただよくわからないのが開発の目的である。兵器である以上敵の無力化が目的なはずだが、これはゾンビ化によってさらにたちの悪いゾンビを生産するものである。機動力も判断力も低下してるので正規軍ならそこまで苦戦するような代物じゃないのでこれを目的にするのもありな可能性もある。
巡が丘の歴史に記述がある人口が半減したという1968年の男土の夜との関連は今のところ不明だが男土の夜は今回のゾンビウイルスによって引き起こされたものではない。
今回のウイルスによる被害は地区の人口の99%以上とみられ半減どころの被害ではないからである。
今回のウイルスはこの原因になったウイルス(?)の発展改良版の可能性も否定できない。
巡ヶ丘高校について
私立巡ヶ丘学院高等学校
校長:安堂丈児
S県巡ヶ丘市に存在する普通科私立高校で1987年設立の比較的新しめの高校である。
地上3階、地下2階の5層からなる校舎。地下は避難設備で普段は使用されていない。
1学年4クラス、計12クラスで全校生徒は400人弱と思われる。
生徒数の割に特別教室などは充実していて教室の半数は特別教室である。
大規模な貯水槽、浄水設備、太陽光発電機とバッテリーなどを備えており孤立状態でも数か月生活可能である。
制服は男子は黒の学ラン、女子は深緑のセーラー服。特徴としてはスカートが吊りスカートになっていることである。もっとも吊紐を肩にかけず、腰回りにたらしておくのが一般的な着こなしだったようだ。
私立だが経営母体については明記されていない。が、ランダルコーポレーションである可能性が高い。
学園生活部の4人が暮らしていた。
何故ゆきの制服だけ青なのかは諸説あるが「ゆきの幻の象徴」である可能性がたかい。原作ではいままでゆき以外に青制服の生徒は登場していない。
校章は地球のような円を植物が囲う形をしている。植物はオリーブだと思われる
ランダルコーポレーションについて
国内に本社がある大企業
ショッピングモールなどを経営していることから不動産系や薬品開発など手広くやっている企業のようである。
薬品開発も行っており今回の事件の原因と思われている。
本社の位置は不明だが巡が丘に支社があることから市外か。
聖イシドロス大学について
ミッション系私立大学。
スペルが不明なため確定できないが聖イシドロスとはカトリック及び東方正教会の聖人、スペイン西ゴートの聖イシドールス(560年頃~636年)のことと思われる。彼は情報の収集、編纂に長けており、現代ではインターネット利用者およびプログラマーの守護聖人とされる。
あの日から10人の生存者が生活している。うち5人は武闘派とよばれ強硬で排他的な姿勢をとる。のこりの4人はサークルとよばれ、ライフラインにこまらない環境で自堕落な生活を送っている。最後の一人は他の人たちに隠れて理学部棟で暮らしている。かつてはもう一人生活していたのだが彼女は出ていってしまったらしい。
巡ヶ丘高校と同じく太陽光発電機、貯水浄水システム、備蓄食料をもつ非常時の避難拠点である。だが規模はケタ違いで巡ヶ丘高校の倍の人数が特に節約することなく悠々自適に生活するだけの余裕があり、さらに学園生活部の4人もためらいなく受け入れても大丈夫なほどの備蓄がある。
鞣河小学校
りーさんの妹のみーちゃんが通っていた小学校。なめかわと読む。
巡ヶ丘高校から聖イシドロス大学へ向かう途中にある。
しばらくは立てこもって生活していたようだが学園生活部が到着した時点では既に全滅していた。
巡ヶ丘ワンワンワン放送局
若い女性が住宅街にある小規模な拠点で放送していたラジオ番組。
1242MHz。
ちなみにこれはニッポン放送の電波帯
放送内容は音楽がメイン。
放送してたものの一例としてはダスベスの天より降り来る者・第三 戦いは終わらない。
ミュージカルの中の一楽曲と思われるが該当する作品は見つけられていない 情報求む
学園生活部がたどり着いたときにはすでに放送をやめていた。
登場人物
学園生活部の5人はここで改めて書くまでもないのでさらっと流します☆
丈槍 由紀(ゆき)
主人公。元巡ヶ丘高校三年C組。学園生活部部員。
恵飛須沢 胡桃(くるみ)
元巡ヶ丘高校三年生。学園生活部部員。元陸上部員で学園生活部の切り込み隊長。
若狭 悠里(りーさん)
元巡ヶ丘高校三年生。学園生活部部長。元園芸部員で家計管理と家事を担当する学園生活部のお母さん。
直樹 美紀(みーくん)
元巡ヶ丘高校二年B組。学園生活部部員。巡ヶ丘駅前のショッピングセンターで一人で生活していたところを学園生活部に救出される。高めの運動能力でくるみをサポートすることが多い。
佐倉 慈(めぐねえ)
元巡ヶ丘高校国語教師。元学園生活部顧問。既に死亡しているがゆきの中では生き続けている。学園生活部が移動に使う車は彼女の物。
祠堂 圭(けい)
元巡ヶ丘高校二年B組。みーくんと共にショッピングセンターで生活していたが避難生活に耐えられなくなり、美紀の元を去った。
ショッピングセンターを出た後負傷しつつも駅にたどり着きしばらく籠城していた模様。
出口 桐子
聖イシドロス大学生徒。穏健派”サークル”代表。楽しいことを企画するのが仕事。
光里 晶(アキ)
聖イシドロス大学生徒。穏健派”サークル”のメンバー。お酒はあまり強くない様子。
喜来 比嘉子(ヒカ)
聖イシドロス大学生徒。穏健派”サークル”のメンバー。工作、修理が得意。聖イシドロス大学の生活環境を整えたのは彼女の功績。
リセ
聖イシドロス大学生徒。穏健派。本が好きで図書館のヌシとも呼ばれている。
高上レン(コウガミ)
聖イシドロス大学生徒。武闘派の一人。りーさんに向けてボーガンを撃ったのは彼。
シノウ
聖イシドロス大学生徒。武闘派の一人。武闘派の戦闘担当。高上の子供を身ごもっている模様。
るーちゃん
りーさんの妹で鞣河小学校の生徒。既に死亡しているものと思われる。
「るーちゃん」
りーさんが鞣河小学校で見つけた女の子。その正体はゆきが慰霊のためにおいてきたグーマちゃん。
青襲 椎子
聖イシドロス大学情報生化学部生徒。キャンパス内の理学部棟で穏健派、武闘派に隠れて”やつら”を飼ったり、ラジオを使って情報収集したりしている。
安堂丈児
巡ヶ丘高校校長。既に死亡していると思われる。
柚子本貴志
巡ヶ丘学院高校校歌の作曲者
白井審
巡ヶ丘学院高校校歌の編曲者
人名について
これと言って法則性は見られない。実在姓と非実在姓も混ざっているがこれも法則性は見られない。唯一注目すべき点は日常的に姓で呼ばれている人物がいない点か。
この記事は
単行本1~6巻
まんがタイムきららフォワード2015年8月号~9月号
アニメ1~5話
をもとに書きました
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