見てのとおり、この蒸気機関車はボイラーが3つもあるんです。なぜこんなかたちの機関車を作ったのかはよくわかりません。恐らく試作車だったのだと思われます。
また煙突も特徴的です。3つのボイラーから出る煙突を一本にまとめたためすごくインパクトのある太い煙突になりました。
この変わった蒸気機関車が生まれたのは1888年。ベルギー国内の工場でした。
総重量は88トン、ボイラーが3つもある割には足回りは一般的な2気筒です。
軸配置は1B1(2-4-2)。
ちなみに初期のころは写真とは別の形の煙突がついていたそうですが形はよくわかりません。
この機関車はベルギーのどこで、いつまで使われていたのかはよくわかりません。いくら探してもこの3枚ともう一枚の計4枚の写真しか見つからないところを見るとあまり長い間活躍した機体じゃなさそうです。
また、この機関車と同じタイプの機関車は今のところ確認していません。ボイラーを増やしてもあまり効果はなかったのだと思われます。
イタリアにはこの機関車と外見がちょっと似ている機関車があります。その機関車も今後紹介していくつもりです。
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