2016年7月3日日曜日

青春ブタ野郎シリーズ5巻 青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない 聖地巡礼

青春ブタ野郎シリーズ5巻、
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ないの聖地巡礼です。基本的に1~4巻で出てきたスポットに関しての詳細は割愛しています。


10系:
江ノ電10系。紺色の縦長な印象の車両で一編成のみの在籍


かえでを背負う咲太の前に立ちはだかった階段:
七里ガ浜駅をでてまっすぐ海に向かったところにある階段。いつの季節もカップルでにぎわう有名なデートスポット。


鹿野琴美といったファストフード:
ファーストキッチン七里ガ浜店。ただし劇中にあるように2014年秋に閉店してしまった。約半年の改装の末、現在はPacific DRIVE-INがある。


かえでが本来通うはずの中学校:
藤沢市立藤が丘中学校。


マンションを出て最初の大きい交差点:
藤が丘一丁目交差点か?


小金井行の電車:
この物語は2014年なので小金井行の電車は湘南新宿ラインだけなので上野駅には止まらない。どうやらこの世界では上野東京ラインは一年早く開通しているらしい。


上野動物園:
平日でも遠足の子供などでにぎわう首都圏有数の動物園。空太とましろが平日に遊びに来れてるのは自営業に芸術家と休みをある程度自由に取れるからか。

2016年6月21日火曜日

変な鉄道車両No.2 Drehstrom-Triebwagen

MARUMOが選ぶ古今東西の変な鉄道コレクション。第二弾はこれ!
Drehstrom-Triebwagenという名前はドイツ語で、Drehstromが三相交流、Triebwagenが気動車という意味らしい。つまり直訳すると三相交流動車。


三相交流に合わせてちゃんと3組の集電装置だ屋根の上についている。これが一つずつ架線に側面で接触する。

同じ路線を走る別の車両。架線と集電装置の関係がよくわかる。(wikiより)













この車両はドイツ、シーメンス社製の試験車両で、1903年10月28日にベルリン南部の路線で試験走行をした。その時の記録が130mph(210km/h)で、1931年まで破られることはなかった。


出典:SMITHSONIAN TRAIN  -THE DEFINITIVE VISUAL HISTORY-

2016年6月16日木曜日

青春ブタ野郎シリーズ 劇中時間まとめ



劇中時系列(バニーガール冒頭以)後で、
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
の7冊分の物です



2014年
5月6日 咲太、図書館でバニーガールに出会う
5月7日 桜島麻衣を家に連れ込む
5月21日 咲太、物理実験室を訪ねる。咲太、麻衣と仲直りする
5月25日 咲太、古賀と出会う。麻衣との初デート。咲太と麻衣、大垣へ向かう
5月26日 咲太と麻衣、大垣のホテルに泊まる。咲太、双葉からとある仮説を聞かされる
5月27日 咲田、今までのことをノートに書く。
5月28日 定期テスト二日目。麻衣に勉強を教えてもらう。咲太、麻衣に強制的に眠らされる。
5月29日 定期テスト三日目。咲太、麻衣のことを忘れる。 麻衣への告白。
5月30日 毎日の告白開始
6月27日(1) 毎日の告白最終日。麻衣とお付き合い開始
6月27日(3) 古賀といるところを麻衣に目撃される。
6月28日(1) 古賀がバイト初出勤。古賀と嘘カップルを演じることになる。
6月29日(1) 古賀と江の島デート。米山さんの探し物に付き合う。
6月30日(1) 古賀、前日びしょ濡れになったせいで風邪ひき、一日保健室で過ごす。
7月1日(1) 古賀風邪で学校休む。
7月2日(1) 古賀全快。咲太にお返しの桃缶を持ってくる。
7月5日(1) 咲太、理央に相談するために物理実験室を訪ねる。自分と古賀の噂を聞く。
7月6日(1) 麻衣、鹿児島でのドラマ撮影から帰ってくる。
7月7日(1) 前田先輩と七里ガ浜駅で喧嘩する。
7月8日(1) 咲太、教師に呼ばれ進路指導室のお世話になる。
7月9日(1) 麻衣に家でバニー姿で勉強を教えてもらう
7月12日(1) 古賀と横浜に買い物に行く。
7月18日(1) 終業式 海で遊んだあと古賀と別れる
7月18日(2) 終業式 海で遊んだあと古賀と別れる
7月18日(3) 終業式 海で遊んだあと古賀と別れる
7月18日(4) 終業式 江の島で遊んだあと古賀と別れる
6月27日(4) 麻衣と付き合い始める 古賀、前田先輩を振る
7月3日(2) 屋上へ向かう会談で一人で昼ご飯を食べる古賀を見つけ、一緒に昼を食べる
7月4日(2) 前日と同じく、古賀と階段で昼を食べる。
7月5日(2) 前日、前々日と同じく、古賀と階段で昼を食べる。
7月7日(2) 米山さんと一緒に登校する古賀を見かける。
7月18日(5) 麻衣との帰り道、猫を拾った牧之原翔子と出会う
8月2日 咲太、2人の双葉に合う。双葉と麻衣、咲太の家に泊まる
8月3日 上里に教えられて双葉がやっていることを知る
8月12日 双葉、アカウントを消す。咲太、双葉の家に泊まる
8月13日 双葉と国見と花火をする。咲太学校で倒れて入院する。
8月19日 三人で花火大会を見に行く
8月30日 翔子がはやてを引き取りに来る
9月1日 麻衣とのどかが入れ替わってることを知る
9月12日 撮影中にのどかが倒れる
9月19日 のどか、無事に撮影をおえる
9月21日 父親に会う
9月28日 スイートバレットのライブ のどか、麻衣の本心を知る。麻衣とのどかが元に戻る
10月12日 のどかが麻衣の家に引っ越してくる。翔子からの手紙がポストに投函される。
10月13日 鹿野琴美が高校に会いに来る。かえでがこれからの計画を立てる。かえで、麻衣からの電話に出る
10月14日 かえでの微熱は下がらず
10月17日 かえで、外に出るための作戦を考える
10月18日 かえで、ようやく熱が下がる
10月19日 麻衣、かえでに自分のおさがりの服をあげる。
10月20日 中間試験1日目
10月21日 中間試験2日目
10月22日 中案試験3日目。かえでが玄関の外に出る
10月24日 かえでがエレベーターのところまで行く
10月26日 かえでがオートロックのところまで行く
10月28日 かえでと麻衣の家で夕食をごちそうになる
10月29日 かえでと近所の公園に行く
10月31日 咲太、理央にかえでのことを話す。
11月3日 峰ヶ原高校の文化祭。翔子が遊びに来る
11月9日 かえでと江ノ電石上駅まで行く
11月16日 かえでと海を見に行く。かえでど琴美が出くわす。麻衣、のどか、琴美かえでのことを知る。
11月17日 かえで全身筋肉痛で動けなくなる。かえで、琴美からの手紙を読んで突然意識を失う
11月18日 かえで、病院で目が覚める。一日検査を受けたが異常は発見されず。
11月19日 かえで退院する。かえで、学校に行く決心を固める。
11月20日 麻衣、金沢へ出発する
11月22日 父と中学校へ行き、かえでの入学の準備を始める。
11月23日 かえで、学校へ行く練習を始める
11月26日 かえで、覚悟を決める。かえでと咲太、上野動物園へ行く。かえでと咲太、中学校に忍び込む。
11月27日 花楓、目を覚ます。翔子、咲太の前に姿を現す
11月28日 咲太、花楓と向き合う
12月1日 麻衣と翔子がはちわせる
12月2日 翔子が入院していることが判明。麻衣の誕生日。咲太、金沢に行く。
12月3日 花楓が退院する。
12月4日 咲太、熱を出して学校を休む。
12月5日 風邪が治り普通に投稿する。昼休みと放課後に麻衣に勉強を教えてもらう。
12月8日 期末テスト初日
12月12日 期末テスト最終日。翔子と咲太、突発デート。
12月13日 花楓、髪を切りに行くことを決意する。咲太、麻衣とクリスマスデートの約束をする。
12月14日 翔子の容態が急変する。咲太病院で倒れる。 咲太と麻衣、翔子の真実を知る。
12月18日 咲太、国見と理央に別れの挨拶をする。
12月21日 花楓、麻衣の行きつけの美容院でイメチェンする。咲太と麻衣、熱海に向かいそして決意する。そして咲太は翔子に赦される。
12月24日(1) 咲太、ICUの中の翔子に会う。咲太、麻衣とのデートに向かう。咲太自分が犠牲になることを決意する。麻衣、咲太を庇って事故にあう。
12月25日(1) 麻衣、病院で死亡が確認される。咲太の胸の傷が消える。咲太、双葉の家に移動する。
12月26日(1) 咲太の家の周りに報道陣が集まり始める。
12月27日(1) 麻衣のお通夜。翔子、新造の移植手術を終え、目を覚ます。
12月28日(1) 麻衣の告別式。再び翔子が現れる。咲太、過去に戻る。
12月24日(2) 咲太、古賀の助けを受ける。麻衣がいるテレビスタジオに向かう。自分で自分を事故から救う。
12月25日(2) 咲太と麻衣、学校に向かう。咲太、理央と会う。咲太と麻衣、学校の校庭で雪だるまを作る。麻衣、咲太の父と挨拶する。
12月26日(2) 花楓、学校に行く練習を始める。
12月27日(2) 花楓、学校へ向けて歩き始める。
12月28日(2) 花楓、学校の敷地が見えるところまで進む。
12月29日 咲太と花楓、上野動物園へ遊びに行く。
12月30日 のどか、麻衣が事故にあう夢を見る。朋絵とバイトのシフトが重なる。
12月31日 翔子の母から電話が来る。咲太、翔子を救うことを決意する。翔子、すべてを知り、咲太を救う決意をする。
1月1日 翔子、息を引き取る





1月5日 花楓、一人で学校の校門まで行く。
1月6日 咲太、麻衣と初詣に行く。咲太、翔子と出会う。






未来 咲太と翔子、結婚する。翔子、梓川翔子となる

2016年6月14日火曜日

青春ブタ野郎シリーズ6巻 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 聖地巡礼

先日発売の青春ブタ野郎シリーズ6巻、
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないの聖地巡礼です。基本的に1~5巻で出てきたスポットに関しての詳細は割愛しています。それらのスポットについて知りたい人は、こちらの記事で。

劇中に登場した順に解説していきます。

咲太らが住む団地:
詳細な位置ははっきりしないが神奈川県藤沢市、藤が丘の団地又はその付近と思われる。7階建てで咲太の家は5階。オートロックのマンションである。(写真は藤が丘団地)

翔子と花楓が入院している病院:
設備、規模、位置からみて藤沢総合病院とおもわれる。ちなみに咲太もここに救急搬送されたことがある。

藤沢駅:
東海道線、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄の3線が乗り入れている藤沢市の中心駅。咲太、麻衣、国見の家の最寄り駅でありここから江ノ電で通学している。

藤沢駅十九時五十五分発の宇都宮線直通列車:
上野東京ライン直通東海道線1644E黒磯行き。この電車は大宮駅に21:20に到着するので後述のかがやき519号に乗り継ぐことができる。

かがやき519号:
北陸新幹線の東京発金沢行き最終列車。大宮駅21:30発で、実際に藤沢駅7時55分の宇都宮線直通黒磯行きの東海道線の列車に乗れば大宮駅で乗り換えることができる。なお、藤沢駅から金沢駅までの運賃は新幹線指定席特急券込で14790円。

金沢駅東口ロータリー:
かの有名な金沢駅の東口。巨大な赤い門のようなデザインは知らない人はいないはず。駅を出て向かって左側のロータリーはバス専用なので咲太と麻衣があったのは右側のロータリーと思われる。
なお、作中で咲太は北陸新幹線に乗っているが、北陸新幹線の開業は2015年3月なので2014年12月である作中時間に合わない。どうやら上野東京ラインと同じくこの世界では1年早く開業したらしい。

金沢の夜景を見た展望台:
卯辰山の見晴らし台。私自身訪れたことはないのだが、今度また金沢に赴く機会があれば行ってみたい。
ちなみに咲太が翔子へのお土産の雪を詰めたステンレスボトルに描かれているのはこの卯辰山である。

兼六園:

ひがし茶屋街:
武家屋敷跡:
咲太が見て回った金沢の観光地。それぞれそこそこ離れているので雪道、徒歩で見て回るのはかなりの重労働だっただろう。それで昼前に金沢を出たというのだからおそろしい。

咲太らが通学する高校、県立峰ヶ原高等学校:

県立七里ガ浜高等学校。七里ガ浜駅の川わたってすぐそば。建物の構造も完全に同じなようだ。
咲太らは2年生、麻衣は3年生。古賀は1年生。

七里ガ浜駅:
江ノ電の駅で、峰ヶ原高等学校の最寄り駅。基本的に無人駅で、簡易タッチ機が設置されている。

ハワイアンカフェ:

実際の店名はPacific DRIVE-IN 2014年秋にファーストフード店が閉店し、劇中の2014年12月の時点では改装中だった。2015年春にオープンしている。

稲村ケ崎駅:
七里ガ浜駅の一つ鎌倉側の駅。翔子と咲太はハワイアンカフェからここまで歩いた。

逗子駅:


JR線と京急線の接続駅。JR側の三浦半島の玄関口で相模湾に面する各海岸へのバスが多数発着する。


森戸海岸バス停:

逗子駅から京急バス 逗12系統 海岸回り葉山行き に乗って15分ほど葉山の代表的海岸である森戸海岸の最寄のバス停。

森戸橋:
森戸海岸バス停から逗子方面に少し戻った場所にある森戸川に架かる橋。

イルカが書かれた塀:
個人宅の塀だがそばにある海鮮レストランの広告としてイルカの絵が描かれている。


チャペルのあるリゾートホテル:
立地的にはベネフィットステーション葉山が適当なのだが公式サイトを見る限りチャペルはないようである。

森戸海岸:
葉山の代表的海岸で、源頼朝の伝説の地でもある。晴れた日には富士山と箱根の山々をバックにした江の島がみえる。かながわの景勝五十選の一つでもある。

七里ガ浜駅すぐの踏切:

七里ガ浜駅から峰ヶ原高等学校(七里ガ浜高等学校)に向かう途中にある踏切。校門を出てすぐのところからならこの踏切がなり始めてから走っても電車には間に合う。
ここで理央は咲太から●●●●●●●●●知らされる。

茅ヶ崎の美容院:
麻衣とのどか御用達の美容院。ここで花楓はイメチェンしてもらった。いくつかあるので度の美容院か絞るのは困難。

熱海駅:
咲太と麻衣が●●●●から逃げるようにたどり着いた駅。東海道線の駅でJR東日本とJR東海の境界駅でもある。東海道新幹線、サンライズ出雲、サンライズ瀬戸などに乗り換えることができる静岡県の玄関口。
ちなみに劇中の12月21日だとサンライズは比較的すいていることが多い。

咲太が●●●●●●●●●●●交差点:
片瀬江ノ島駅を出てすぐ、国道134号の片瀬江ノ島駅入口交差点。片瀬江ノ島駅から新江ノ島水族館に向かう最短経路である。

咲太が●●●●●●●●●●●●走った橋:
国道134号線が境川(片瀬川)を超えるための橋で片瀬橋という。歩道は広めではあるが滑りやすいタイルで舗装されているので雪の中走るのは少々危険である。

咲田が●●●●●●●●、麻衣が●●●●●●歩道:

片瀬橋を抜けてすぐ、江ノ電江ノ島駅に向かう道と国道134号の交差点付近の歩道と思われる。
ちなみに麻衣●●●●車は江の島弁天橋から来たと思われる。


●の部分に関しては作中の内容に大きくかかわるので後日執筆にします。次回更新は10月8日、「青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」発売後の予定です。

最期に恒例劇中イベントカレンダー

12月1日 麻衣と翔子がはちわせる
12月2日 翔子が入院していることが判明。麻衣の誕生日。咲太、金沢に行く。
12月3日 咲太、金沢観光ののちに帰ってくる。花楓が退院する。
12月4日 咲太、熱を出して学校を休む。
12月5日 風邪が治り普通に投稿する。昼休みと放課後に麻衣に勉強を教えてもらう。
12月8日 期末テスト初日
12月12日 期末テスト最終日。翔子と咲太、突発デート。森戸海岸に行く。
12月13日 花楓、髪を切りに行くことを決意する。咲太、麻衣とクリスマスデートの約束をする。
12月14日 翔子の容態が急変する。咲太病院で倒れる。 咲太と麻衣、翔子から●●●●●●●●●●。
12月18日 咲太、国見と理央に別れの挨拶をする。
12月21日 花楓、麻衣の行きつけの美容院でイメチェンする。咲太と麻衣●●●●●●●●●●。そして咲太は翔子に●●●●●●●。
12月24日 咲太、ICUの中の翔子に会う。咲太、麻衣とのデートに向かう。咲太●●●●●●●●●●●を決意する。麻衣、咲太を●●●●●●●●●。
(12月24日 咲田、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●。咲太、●●●●をうける。
(12月27日 翔子、●●●●●●●●●●●●●●●●●手術を受ける。

2016年3月21日月曜日

宇都宮LRT 各電停概要

 現在、栃木県宇都宮市ではLRTを新規に敷設する計画が持ち上がっている。
 JR宇都宮線と直角に、東西方向にLRTを伸ばす計画で、西は東武宇都宮を抜けて陽西町まで、東は鬼怒川を超えてテクノポリスセンターまでの全線約15kmを結ぶ計画で総事業費は383億円の予定だ
 宇都宮市はこのうち宇都宮駅より東側を優先整備区画として先に建設する。理由としては宇都宮駅東西を結ぶ区間の建設に時間がかかることや西側はバス網が発達しており優先度が低いことだ予想される。まずは東側の優先整備区間を宇都宮駅から順に見ていくとしよう。


 東側の優先整備区間には15の電停が設置される予定だ。ここから先、文中で触れる電停名は全て仮称であり確定しているものではないので注意していただきたい。

 JR宇都宮駅東口電停
 ここは既にイベント広場としてスペースが確保されている。JR駅の東西を繋ぐ線路はここより北側に作る予定なので必然的に北側に折れ曲がったところに電停ができる予定だ。大通りから侵入してくる部分のカーブはR=50の予定で優先整備区間で二番目の急カーブになる予定だ。
 電停へのアクセスは現行の連絡通路を延長するものと思われる。

 JR宇都宮駅東口電停を出てすぐに併用軌道となる。ここの電停入り口の信号の処理がどうするかが腕の見せ所だ。この先、鬼怒通りは現在は片側3車線な所を中央分離帯部に軌道を敷設して片側2車線となる。電停があるところは片側一車線になってしまうがこれは交差点直後の部分に電停を設置することにより影響を最低限にする予定だ。

 宿郷町電停
 大通りを一本わたってすぐに設置される予定なのが宿郷町電停だ。東口側の繁華街の最寄で買い物客などはこちらの電停を利用すると思われる。ただし宇都宮駅周辺全体に言えることだが、商業施設の量も質もあまりよくないのが気になる。商業施設の誘致に力を入れないと郊外の大型ショッピングモールに対抗するのは難しそうだ。

 東宿郷電停
 この駅は宇都宮駅東側の繁華街の終わりにあたる場所に設置される予定だ。繁華街といってもこのあたりまで来るとガラガラの駐車場が目立つ。これらをどこまで商業施設にできるかが焦点となる。

 この先国道4号線(旧道)をオーバーハングする陸橋をわたる。資料によると橋梁の補強で強度は足りるそうなので架け替えの必要はない様だ。

 今泉町電停
 陸橋を渡ってすぐの場所に設置される予定の電停だ。ここから先国道4号線(新道)までの区間は東進2車線、西進1車線という変則的な車道の配置となる。これは国道4号線(旧道)から合流して東のテクノポリスセンター方面へ向かう重要が多いための処置だ。
 この電停から周辺は住宅街となり、電停間も広くなる。もう少し細かく電停を設置してもいいとおもうが。

 陽東電停
 引き続き住宅街だが産業道路が近いため商業施設も多少みられる。

 ベルモール前電停
 現状、沿線で最大の商業施設がこの電停にあるベルモールだ。イトーヨーカ堂を中心に多数の商業施設が入っている上に映画館まで併設されている。ただし駅予定地からベルモールは若干離れているため間の歩道に屋根を付けるなどの処置は必須だろう。
しかし、この手の大型ショッピングモールは大きな買い物をすることが多いのでどうしても自家用車に分がある。なので休日のショッピング需要ではなく平日の主婦層のちょっとした買い物需要がメインになるだろう。

 平出町電停
 ここまでくると周辺は畑になる。この駅から先の区間は計画が一度変更されている。ここでは最新の計画を元にして、変更前の経路については後で述べることとする。この電停からは道路を離れて専用軌道となる。

 国道4号線(新道)をアンダークロスした後すぐに平石中央小学校のすぐ北側を通ることとなる。これについて騒音や振動による授業環境の悪化、子供との事故の危険性から反対する声も出てきている。

 下平出電停
 平石中央小学校の北側にできる予定だ。周辺は畑の中に住宅が点在している状態で、需要はあまり見込めないだろう。

 この先、鬼怒川をわたるのには新たに橋を建設する予定だ。計画だと鉄道専用橋だが歩行者、自転車も通れるようにするのが望ましいだろう。需要はあまり多くは見込めないが周辺の住民の理解を得るためにはこういった処置も有効だろう。

下竹下電停
 橋を渡り切った先、国道との交差部付近に作られる予定の電停だ。この電停の周りは民家は少なく、需要もほとんどないと思われる。開業を機に宅地開発が進むかどうかが焦点だ。

作新学園北電停
 この電停が専用軌道最後の電停だ。この電停の周辺には電停名の作新学園大学の他に市立高校もあるため通学需要が見込まれる。現在作新学園は宇都宮駅からスクールバスを運転しているが、はたしてLRT開業時にこれをどうするかによってこの電停の需要が大きく変わってくる。

 清原管理センター電停
 この電停から清原工業団地となる。周辺には栃木住友電工㈱やデュポン㈱、中外製菓工業㈱などの工場があり、通勤需要が見込まれる。ただし、本格的に通勤に使われるのは西側開業後になるだろう。これらの工場も通勤用の専用バスを保有しているところも多い。これらのバスが開業後は廃止になるのか否かによってLRTの成功を左右するだろう。

 清原工業団地北電停
 この電停の周辺は殆どキャノンの宇都宮工場だ。キャノン宇都宮工場は清原工業団地で最大の工場であり、ここでの通勤需要が宇都宮LRTの成功を左右するといっても過言ではない。この付近の道は太く、余裕があるのでLRTの導入空間にはあまり困らないと思われる。

 清原工業団地北電停から次のテクノポリス西電停までの間は広く空いている。この間にも工場がいくつかあるのでそれらの向上のためにもう一つ駅を設けてもよいのではないだろうか。

 テクノポリス西電停
 テクノポリス地区の入り口にあたる電停だ。周辺には分譲前とみられる土地が多数みられるのでLRT開業後の発展に期待できる。この電停から先は再び交通量が多い幹線道路になるので渋滞対策が必要となる

 テクノポリス中央電停
 テクノポリス地区のほぼ中央、ヤマダ電機など商業施設が少し集まっている場所だ。

 テクノポリス東電停
 このテクノポリス地区の三電停はいずれも高度技術集積都市計画の一部となってこう通の便の悪さをカバーするためのものだ。また、この電停が優先整備区間の終点であり、パーク&ライド駐車場設置予定だ。

 以上が優先整備区間の各電停の概要である。

2016年3月3日木曜日

宇都宮LRT計画の展望と所感

 現在、栃木県宇都宮市ではLRTを新規に敷設する計画が持ち上がっている。

LRTとはLight Rail Transitの略で、超低床車両等新しい基軸を持った次世代の路面電車システムを指す言葉でヨーロッパをはじめとして世界各地で開業が相次いでいる市内交通システムだ。日本国内でも札幌や広島などで運行されているがどれも過渡期的な不完全なもので本当の意味でLRTといえるようなものは富山ライトレールのみである。そしてその富山ライトレールも既存路線の改良によってLRT化したものだ。即ち宇都宮市は日本で初めてLRTを完全に一から作ろうとしているのだ。

 LRTの利点としては以下のものが挙げられる。
 LRTで運行される車両はすべて低床型車両となっていて電停のスロープと併用することにより段差をなくし、車いすでもそのまま車両に乗ることができるバリアフリーな交通システムであるということ。
 LRTは車道の中央または路肩の部分を原則進入禁止としつつも併用軌道として通り抜け可能な状態にすることにより一般鉄道のように地域を分断することがない。
 LRTは軌道部分の自動車の侵入を原則禁止にすることにより渋滞に巻き込まれることなく定時制を確保できること。
 LRTは確固とした線路を走ることにより誰から見ても経路が分かりやすく、地元民以外の人にも利用してもらいやすい。
 LRTは1編成あたりの輸送力は乗用車はもちろんバスと比べても段違いなため朝ラッシュ等の大量輸送に適している。 
 LRTは電線から電気の供給をうけて走るので自動車のように排気ガスを出すことはないため地球環境にやさしく、都市のヒートアイランド現象や光化学スモッグ等を抑制できる。
 さらにLRTはパーク&ライドやトランジットモールなどと合わせることによって地域づくりにやくだつのである。

 宇都宮市はJR宇都宮駅を中心として商業施設、住宅街がおよそ同心円状に連なっている典型的な地方都市だ。ここでJR宇都宮線と直角に、東西方向にLRTを伸ばす計画だ。西は東武宇都宮を抜けて陽西町まで、東は鬼怒川を超えてテクノポリスセンターまでの全線約15kmを結ぶ計画で総事業費は383億円の予定だ。なお、事業費の半分程度は国からの補助金で賄う予定らしい。
 宇都宮市はこのうち宇都宮駅より東側を優先整備区画として先に建設する。理由としては宇都宮駅東西を結ぶ区間の建設に時間がかかることや西側はバス網が発達しており優先度が低いことだ予想される。
 東側の優先整備区間はバス路線の整備があまり進んでいない。これは比較的近年に自動車主体の街造りがなされていたせいだと思われる。これにより東側の主要道路は絶えず渋滞に悩まされてきたわけだ。これを解決するために敷設されるのがLRTである。LRTは東側の川を渡った先の工業地域への通勤輸送を主体としている。しかしこの工業地域に向かうのは人間だけではなく工業製品も向かうのだ。これをかわすために国道3号から工業団地までの間は道路上ではなく専用軌道を走るのである。

 現在、様々な勢力がこのLRT計画に反対して運動を展開している。反対運動をしている団体の意見を見てみるとまずどこも上げているのが渋滞だ。
 宇都宮市東口の鬼怒通りは現在片側3車線が確保されていることからもわかる通り車通りが非常に多い。そこに車線を減らす形でLRTを通したら渋滞が発生するというのだ。

 しかしこれはLRTを旧来の路面電車のイメージで語っているように思える。もしかしたら彼らにとってLRTとは低床車両が走るっていること以外は旧来の路面電車と同じと思っているのかもしれない。そこで、何故宇都宮でLRTを走らせても渋滞にならないかを見てみるとしよう。
 実はLRTが併用軌道を走る区間では信号の周辺に一時的に発生するものを除くと渋滞は発生していない。下記リンク(3)によると渋滞が発生しているのは国道4号線(新道)より先だけなのです。LRTは国道4号線(新道)の手前で専用軌道になるので現行の渋滞をさらに悪化する危険性はないわけだ。

 では駅前から専用軌道に入るまでの区間で渋滞が新たに発生する可能性はどうだろうか。この区間を走る車のうちバスに関しては多くはLRTに置き換わってなくなるだろう。この道を選ぶ乗用車の殆どはJR宇都宮駅の近くのマンションなどの住人だと思われる。これらの人が鬼怒川の先の工業団地に通勤するためにこの道を通るのだ。この需要はLRTが通ればほぼ確実にLRTに流れるだろう。そうなればこの区間を走る乗用車の数が減り、渋滞は発生しないわけだ。

 そもそもLRTの最大の役割は渋滞緩和にある。どの程度の大きさの車両を導入するかにもよりますがおよそ100人ほどが乗れる。これはバス3台分に近い数字です。また通勤の乗用車は基本的に一人乗りなので乗用車100台分の人を一度に運べるわけだ。LRTはバスと比べて定時性が高いため路線バスよりも選ばれやすい、さらにバスと比べると路線が分かりやすいというメリットもある。

以上がLRTを導入しても十太が発生しないと思われる理由だ。もちろん交通の流れが変わるまでには時間がかかるので開業直後は渋滞も発生すると思われるが。


 次に開業したところで収益はどうなのかという問題だ。
 この路線の主な目的は市内東部にある清原工業団地や本田技研などへの通勤だ。現在はこれらの施設への通勤は自家用車かシャトルバスに頼っている。これらの通勤需要は工業団地の規模から見てかなり大きいと思われる。さらにテクノポリスから駅前への買い物需要なども鑑みると大赤字になることはないと思われる。宇都宮市の試算によると年間支出は7・1~9・2億円、対し 収入は車通勤者のLRT転換率次第で7・4~9・3億円となっている。この試算を見る限り収益は問題ないようだ。

 Twitterや掲示板では工業団地が今後衰退するからすぐに無駄になるという意見も散見されるが、そういったことは今後は起き辛いと思われる。過去に起こった工業地帯の衰退は工場の海外移転によるものがほとんどだったが今後大規模な工場の海外移転が起こるとは考えづらいからである。逆に通勤手段の確立により更なる工業団地の拡大も視野に入れるべきだ。ここは市の誘致政策次第ではあるが周辺の土地利用を見る限りまだ発展の余地はあるように思える

 最も公共交通システムなので黒字にこだわる必要はないのだが。公共交通に関するものはそれ単独で赤字だ黒字だということ自体が間違いといえる。道路や橋などは一般に収入を直接得ることは不可能だから当然赤字も赤字、大赤字である。でもなぜ無くせといわれないかといえばそれが存在することによって経済効果があり、その額が維持費用を上回るからである。LRTをはじめとする鉄道も同じことだ。鉄道は運賃収入があるのでどうしてもそれだけで赤字だ黒字だといいたくなるが、本来はその路線が存在することにより発生する経済効果を加味して考えるべきだ。
 
 ほかに問題点として挙げられるのが乗り換え回数の増加とそれに伴う運賃の増加だ。
 乗り換え回数の増加は確実に起こる。特に西側においては駅前に集中している多数のバス路線の緩和という役割を持っている以上もはや必然である。しかしこれは大いなる利益のために我慢してもらうしかない。「大きな利益のために多少の不便は我慢する」これは日本人に足りていない考え方である。成田空港闘争など例には事欠かないがこの手の大きな問題が起きたときに海外からしばしば指摘されるのがこの点である。日本人は多数の人間の幸せのために少数が我慢することを良しとしない民族だといわれる。これにより日本人は皆が平等に不幸せな状態を望む傾向がある。この考えは文化は即刻なくしたほうがいい。
 運賃に関してはLRTとバス共通の運賃体系を組めば問題ない。これは運賃形態が難解になりがちという問題があるが、それはICカードでカバーできる。運賃体系は国内では距離制が一般的だがこの場合はゾーン制が適していると思われる。

 この宇都宮LRTに限らず新たな公共事業を進めようとするたびに出る意見が「人口減の世の中に新しい○○は必要ない。新しい○○は必ず負債となって未来の子供たちを苦しめる。」というものだ。
 これに関していえば巫山戯るなとしか言いようがない。そもそも人口減で緩慢な衰退を前提としている時点でそれを回避するという考えはないのかといいたくなる。そのうえ公共投資は無駄なものと決めつけるその態度が気に食わない。仮に人口減が避けれないものだとしても交通に関する投資は無駄にはならない。自家用車に頼らない交通網の整備は弱者にとって必要不可欠だし、人口が少ないからこそ早く、安全な交通手段が必要なのではないだろうか。
 尤も一番腹立たしいのは公共事業をやらずに浮いた金の使い道を今の年金増額だとか医療保険の拡充だとかというような目先の福祉に投資することしか考えていないことなのだが。
 
 車社会の宇都宮での導入は無理だという意見についてはそもそもの前提が間違っているとしか言いようがない。車社会からの脱却がLRTの主な役目の一つだからだ。この点に関していえば車社会であればあるほどLRTの必要性があるともいえる。



リンク集

1.
http://response.jp/article/2014/11/08/236884.html
宇都宮LRT、反対の理由は…反対派市民団体代表に聞く (Response)
2.
http://response.jp/article/2015/08/14/257887.html
ため息、やる気、戸惑い…宇都宮市と芳賀町が描く「路面電車の走る風景」  (Response)
3.
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000072348.pdf
平成24年度栃木県の主要渋滞箇所の特定結果 (国土交通省)
4.
http://www.47news.jp/photo/763290.php
LRT導入の年間支出、最大9・2億円 宇都宮市が試算 (下野新聞)
5.
http://response.jp/article/2016/01/25/268437.html
宇都宮ライトレールなど、実施計画を申請…2019年12月開業目指す (Response)
6.


2016年1月23日土曜日

変な鉄道車両No.1 ベルギー国鉄195

MARUMOが選ぶ古今東西の変な鉄道コレクション。栄えあるNo.1は、ベルギー国鉄195号機!









見てのとおり、この蒸気機関車はボイラーが3つもあるんです。なぜこんなかたちの機関車を作ったのかはよくわかりません。恐らく試作車だったのだと思われます。
また煙突も特徴的です。3つのボイラーから出る煙突を一本にまとめたためすごくインパクトのある太い煙突になりました。

この変わった蒸気機関車が生まれたのは1888年。ベルギー国内の工場でした。
総重量は88トン、ボイラーが3つもある割には足回りは一般的な2気筒です。
軸配置は1B1(2-4-2)。
ちなみに初期のころは写真とは別の形の煙突がついていたそうですが形はよくわかりません。

 
この機関車はベルギーのどこで、いつまで使われていたのかはよくわかりません。いくら探してもこの3枚ともう一枚の計4枚の写真しか見つからないところを見るとあまり長い間活躍した機体じゃなさそうです。
また、この機関車と同じタイプの機関車は今のところ確認していません。ボイラーを増やしてもあまり効果はなかったのだと思われます。
 
イタリアにはこの機関車と外見がちょっと似ている機関車があります。その機関車も今後紹介していくつもりです。