まずは釜山停車場(釜山駅)
撮影時期は改築後なので1912年以降であることは確かだが詳細は不明。
絵葉書の駅舎は1905年、草梁駅として作られたもの。
釜山駅そして釜山埠頭駅への改称後も使われたが1953年の釜山大火で焼失した。
駅は大火のあと仮駅舎で営業していたが1966年現在の駅舎の完成と同時にに現在の位置へ移動し、現在に至る。
釜山駅略歴
1905年草梁駅として開業
1908年釜山駅に改称
1912年改築工事
1943年釜山埠頭駅に改称
1945年駅名を釜山駅に戻す
1953年釜山大火によって駅舎焼失、仮駅舎で営業
1965年営業一時停止
1969年現在の位置に新駅舎完成。営業再開
現在に至る
釜山港東海岸ノ景
釜山駅及び第一、第二埠頭を望む。右側が第一埠頭、左が第二埠頭である。
撮影時期は不明だが釜山駅に駅舎の改築前であるから1912年以前である。
駅の前に市電の車両(形式不明)が止まっている。
朝鮮大田市街前景
現在の韓国忠清南道大田。
撮影時期は不明だが1905年の大田駅開業後なのは確かである。
駅構内には多数の客車、有蓋貨車、無蓋貨車が停車中である。
左奥の給水塔の横にはタンク式蒸気機関車が給水中である。
朝鮮鎮南浦停車場
鎮南浦は現在の北朝鮮平安南道南浦。
撮影時期は不明
停車中の列車
機関車はプレイ形蒸気機関車77である。
3両の客車はすべて形式不明である。
最後尾の2軸有蓋貨車も形式不明。
上:鴨緑江鉄橋回転の景
下:冬期の鴨緑江
撮影時期は不明。
橋の正式名称は鴨緑江第一橋梁で、1909年に完成。
当時、朝鮮と支那(現在の北朝鮮と中国)を結ぶ初の鉄道橋として開通した。
橋の中央部は船舶が通行できるように旋回する可動橋であったが1934年に稼働を停止した。
戦前には鮮満鉄直通列車が通行していたが、1950年朝鮮戦争中に国連軍によって朝鮮側が爆破された。
現在は爆破を免れた中国側数径間が鴨緑江断橋として保存されている。
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